Shale Framework を使用する為の準備

Shale Framework

JSFベースの次世代Frameworkです.
作者は,Strutsの作者でJSFのスペックリードのCraig McClanahanさんです.
ShaleJSFをより現実的に使用できるようになっています.
JSF自体,あまり流行っているような感じはしませんが,
先日Java EE 5 がリリースされたことも有り,JSFを使用する機会が増えてくることと思います.
そのときの,一つの選択肢に間違いなくなることでしょう.

http://struts.apache.org/struts-shale/index.html

Download

Shaleは,現在アルファ版として作成中のようです.
http://people.apache.org/dist/struts/shale/v1.0.2/

ここから,Nightly BuildをDLすることができます.
http://people.apache.org/builds/struts/nightly/struts-shale/

  • shale-framework-YYYYMMDD.{tar.gz,zip} - バイナリとソースです.
  • shale-dependencies-YYYYMMDD.{tar.gz,zip} - 依存アーカイブ
  • shale-starter-YYYYMMDD.{tar.gz,zip} - Blankのソースとテストが入っています.
  • shale-XXXXXXXX-YYYYMMDD.war - いろいろなサンプルやBlankがあります.

Build方法

Buildするには,上記Download先から
shale-framework-YYYYMMDD.{tar.gz,zip}”をDLするか,
SVNを利用して,ソースをチェックアウトする必要があります.
http://svn.apache.org/repos/asf/struts/shale/trunk

次に,JSF-RIをDLします.
http://java.sun.com/javaee/javaserverfaces/download.html

ここで手に入れたRI(jsf-1_1_01.zip)を解凍します.
私の環境で,DドライブにJSFというフォルダを作成して,そこに解凍したのですが,うまくいきませんでした.
そこで,Dドライブ直下に解凍することでうまく動くようになりました.

どこでもOKでした.
次に,build.properties.sample を build.properties にリネームします.
build.propertiesを開いて,36行目の”jsfri.dir”に先ほどのパスを指定します.

36:jsfri.dir=D:/jsf-1_1_01

'\'は'/'に置き換えましょう.(うっかりしてました...)
これで,準備は完了です.

アーカイブの作成

依存関係の取得

ant download-dependencies

JSF-RIのコピー

ant copy-jsf-ri

ビルド

ant dist

これで完了.

target/dist/ の下に,アーカイブが作成されました.
shale-clay.jar
shale-core.jar
shale-remoting.jar
shale-spring.jar
shale-test.jar
shale-tiger.jar
shale-tiles.jar

それでは,Shale Frameworkを楽しんでください.


PS.ちなみに,shale-framework-YYYYMMDD.{tar.gz,zip}の中に上記jarがあるので,
手っ取り早く試したい方はそちらを利用してください.